コラム|横浜市中区・元町中華街エリアの歯医者|石川町歯科クリニック

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矯正治療には何年かかる?期間の目安と「保定」が大切な理由

「治療が終わるまでに何年かかるのだろう」
「きれいに並んだ歯は、ずっと維持できるのかな」
歯並びをきれいに整えることは、お口元の印象をよい状態にするだけでなく、将来までしっかり噛めるすこやかな生活を守るためにも役立ちます。

このきれいな歯並びをカタチにするための期間は、おもに「歯を動かすステップ(治療期間)」と「歯を安定させるステップ(保定期間)」の2つにわかれます。

今回は、矯正治療にかかる一般的な期間の目安から、しっかり時間をかけて丁寧な治療を行う理由について、わかりやすく解説いたします。

院長 三井田 勝也

三井田 勝也 院長

経歴
1995年3月 鶴見大学 歯学部 卒業
1995年4月 医療法人審美会 鶴見歯科医院 入職
2010年3月 医療法人審美会 鶴見歯科医院 退職
2010年4月 石川町歯科クリニック 開院
2015年 医療法人 豊勝会 設立

医院名:石川町歯科クリニック
所在地:〒231-0868
神奈川県横浜市中区石川町1丁目13 2F

矯正治療にかかる期間の目安は半年から3年以上

結論からお伝えいたしますと、歯を動かすためにかかる期間は、お口の状況によって数ヶ月から年単位まで大きな幅があります。
この期間に違いがあるのは、患者さんお一人お一人でお口の状況や、歯並びの乱れの程度が異なるためです。

【矯正治療にかかる期間の目安】


・一般的な不正咬合のケース:2年から3年程度
・部分的な範囲の治療で改善するケース:半年程度
・受け口など顎に要因があるケース:治療内容により治療期間が長くなることがあります

一般的な不正咬合のケース

お口全体のバランスやかみ合わせをトータルで整える一般的なケースでは、矯正装置を装着する期間が2年~3年程度かかります。
歯の根元を少しずつ動かしていく必要があるため、年単位の時間が必要になります。

部分的な範囲の治療で改善するケース

前歯のわずかなズレや、すき間だけを部分的に整えるようなケースです。
動かす歯の距離が限定されており、比較的短い期間で治療が進むため、半年程度ですむこともあります。

受け口など顎に要因があるケース

上下の顎の骨のバランスそのものに要因がある不正咬合のケースでは、歯を動かすだけでなく、顎の成長の促進や外科的な処置が必要になることがあります。
そのため、一般的な不正咬合の治療期間より長くなる場合があります。
実際の治療期間は歯並びの状態や治療の範囲によって異なり、治療計画はさまざまです。

治療内容も、必要な期間や費用もお一人お一人で異なりますので、まずは一度、矯正相談で「改善したい部分」について伝え、費用や治療期間の目安についてお聞きになってから治療をするかどうかを検討されることをおすすめします。

当院では、事前の丁寧な検査をもとに、患者さんお一人お一人のお口の状況やご希望に合わせた治療計画をご提案いたします。

保定期間は何年かかる?

矯正装置によって歯を目的の位置まで動かした直後は、歯並びがきれいに整ったように見えますが、まだ歯の周囲の骨が完全に固まっておらず、非常に不安定な状態にあります。
この、歯の移動が完了した直後の状態をそのままにしておくと、歯の周囲の靭帯や組織が元の位置に戻ろうとする「後戻り」という現象が起こります。
きれいな並びを維持し、顎の骨をしっかりと周囲に定着させるためには、専用の保定装置(リテーナー)を使用する期間が必要です。

この期間を保定期間と呼びます。

保定にかかる期間は、一般的には「歯を動かすためにかかった期間と同程度、またはそれ以上」を目安とします(状態により異なります)。

最初のうちは、食事や歯磨きの時間を除いて、毎日20時間以上の装着をお願いするケースがあります(装置や状態により異なります)。
顎の骨が安定するにつれて、通院時の診断をもとに、夜間の就寝時のみの使用へと移行していく流れが主流です。
実際の保定期間や装置の装着時間は、歯並びの状態や顎の骨の安定度合いによってお一人お一人で異なります。

歯を動かす期間にある程度の期間がかかる理由

虫歯の治療は数回の通院で終わる場合もありますが、矯正治療は症状や治療内容によって、治療期間が長くなることがあります。なぜ期間が必要になるのでしょうか。
それには、歯が動く仕組みと、お口の健康を守るための大切な理由があります。
期間がかかるおもな理由は、以下の2つの点があげられます。

顎の骨の代謝が関わっているから

矯正装置によって歯に適切な力をかけ続けると、歯が進む方向の骨が少しずつ吸収されてすき間ができ、反対側のすき間には新しい骨が作られます。
歯根膜と呼ばれる組織が引っ張られることで「骨芽細胞」が働き、新しい骨を作っていくのです。
反対に圧迫された側では「破骨細胞」が働き、古い骨を吸収して歯の通り道を作ります。

この骨の代謝スピードは人間の身体の仕組みとして決まっていますので、安全性を保ちながら矯正治療を行うためには、1ヶ月に1mm前後という非常にゆっくりとしたペースで動かしていくようにすることが重要です。

無理に強い力をかけると、歯の根元が短くなる「歯根吸収」や、歯ぐきが下がる「歯肉退縮」など、周囲の組織を傷め、見た目も損なうことがあるため、慎重に進めることが大切です。

機能的なかみ合わせを構築するため

矯正治療では、前から見える部分の歯並びをきれいに並べるだけで終わらせず、上下の歯が適切に接する状態(かみ合わせ)に配慮する必要があります。
食べものをしっかり噛み砕ける状態を保ち、一部の歯だけに過度な負担がかかって将来的に歯を失うリスクを高めないためにも、かみ合わせの調整は欠かせません。
奥歯のかみ合わせまで含めてトータルで調整を行うためには、十分な時間が必要になるのです。

当院では、「見た目の美しさ」はもちろんのこと、「しっかり噛める」という機能性を重視した丁寧な治療を行います。
患者さんお一人お一人のかみ合わせや顎の骨の状態を確認しながら、過度な負担がかからない力加減で治療を進めてまいります。

保定期間が大切な理由

歯を動かす期間と同じくらい、あるいはそれ以上に保定期間を大切にするのには、「お口の健康を長く守るための重要な理由」があります。

保定を丁寧に行うおもな理由は、以下の2つの点があげられます。

後戻りを防ぎ、きれいな歯並びを維持するため

顎の骨の中で歯が固定され、周囲の歯根膜などの組織が新しい位置で再構築されるまでには、十分な時間が必要になります。

特に治療が終了した直後は後戻りが起こりやすいため、この時期に自己判断で装置の装着を中断すると、歯並びが戻る可能性があります。装着方法は歯科医師の指示に従ってください。
リテーナーを指示通りに適切に装着し続けることが、長期的な安定を維持するために欠かせない方法なのです。

新しいかみ合わせをお口になじませるため

新しく構築した機能的なかみ合わせに、お口の周りの筋肉や、舌の動きなどを自然に慣れさせていく必要があります。
歯の位置が変わっても、話し方や食べものの噛み方の癖が古いまま残っていると、その筋肉の力によって歯並びが再び押し戻されてしまうことがあります。

お口全体のバランスを整え、トータルで調整して長期的な安定を築くために、この保定期間が大きな役割を果たしているのです。

保定装置には、大きくわけて取り外しができるタイプと、固定されるタイプの2種類があります。

可撤式(取り外し式)リテーナー

マウスピースタイプなどがあり、取り外して普段通りに歯磨きや食事ができるため、お口の中を衛生的に保ちやすい特徴があります。

固定式リテーナー

前歯の裏側に細いワイヤーを接着剤で直接貼り付ける方法です。取り外す必要がないため装着の継続がしやすく、後戻りの予防に役立ちます。

治療期間を計画通りに進めるために患者さんができること

矯正治療の期間は、歯科医師による調整だけでなく、患者さんご自身の協力によっても大きく左右されます。
あらかじめ設定された計画通りに、スムーズに治療を完了させるためのポイントは、おもに以下の通りです。

装着時間と交換時期を厳守する

取り外し式の矯正装置や保定装置を使用する場合、指示された1日の装着時間をしっかりと満たすことが大前提となります。
装着時間が不足すると、歯の移動が計画どおりに進みにくくなる場合があり、結果として治療期間が長引くことがあります。

定期的に通院する

ワイヤーの調整やマウスピースの進行状況チェックのため、指定された間隔での定期的な通院が必要です。
お口の中の変化に合わせて適切な調整を積み重ねることが、結果として効率よく治療を進めることにつながります。

お口のトラブルを予防する

治療の途中で重度の虫歯や歯周病にかかってしまうと、いったん矯正治療を中断して、そちらの治療を優先しなければならなくなる場合があります。
装置の周りは汚れが溜まりやすいため、毎日の丁寧なセルフケアと、歯科医院での定期的なクリーニングでお口の清潔を保つことが大切です。

矯正治療にかかる期間など、矯正治療のことは当院にご相談を

矯正治療は、前から見える部分をきれいに並べるだけでなく、「しっかり噛める」すこやかな生活を守るための大切な治療です。
矯正治療についてのご相談があれば、当院へお越しください。患者さんのご要望をしっかりとうかがい、納得していただいてから治療を進めます。
「この歯並びは、矯正治療で治した方がいいのか?」「期間や費用はどれくらい?」など、どのようなことでもお話しください。


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