コラム|横浜市中区・元町中華街エリアの歯医者|石川町歯科クリニック

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歯周病は全身の病気を引き起こす?歯医者のクリーニングで予防ケア

「歯ぐきが腫れやすい」「歯磨きのときに血が出る」
このような症状があっても、「痛みがないから大丈夫」と様子を見てしまう方は少なくありません。
しかし歯周病は、歯を失う原因になるだけでなく、全身の健康にも関わることがわかってきている病気です。
毎日のセルフケアに加えて、歯医者で行うクリーニングを取り入れることで、歯周病の予防につなげることができます。
今回は、歯周病と全身の病気との関係、そして予防のために歯医者のクリーニングがどのように役立つのかを、できるだけわかりやすくお伝えします。

院長 三井田 勝也

三井田 勝也 院長

経歴
1995年3月 鶴見大学 歯学部 卒業
1995年4月 医療法人審美会 鶴見歯科医院 入職
2010年3月 医療法人審美会 鶴見歯科医院 退職
2010年4月 石川町歯科クリニック 開院
2015年 医療法人 豊勝会 設立

医院名:石川町歯科クリニック
所在地:〒231-0868
神奈川県横浜市中区石川町1丁目13 2F

歯周病が全身に影響する理由

まずは、お口の病気である歯周病と、全身との関係が注目される理由を解説します。

歯周病が進行すると、歯ぐきに炎症が起こり、細菌や炎症性物質が血管を通じて体内に入り込みやすくなります。
この状態が続くことで、全身の臓器や血管に影響を与える可能性があると考えられています。
実際に、歯周病と次のような病気との関連が指摘されています。

・糖尿病
・心疾患や脳血管疾患
・誤嚥(ごえん)性肺炎
・早産・低出生体重児の出産 など

これらは「歯周病が直接の原因になる」と断定されているわけではありませんが、相互に影響し合う関係にあることが、多くの研究で示されています。

歯周病と関連が指摘されている全身疾患

歯周病はお口の中の病気ですが、慢性的な炎症や細菌の影響により、身体のさまざまな部位と関係する可能性が指摘されています。
まずは、身体のどこに影響が及ぶと考えられているのかを一覧でみてみましょう。

身体の部位関連が指摘されている疾患・状態関係が考えられている理由
血液・代謝糖尿病歯周病による炎症性物質がインスリンの働きを妨げ、血糖コントロールに影響する可能性があるため
心臓・血管心疾患・脳血管疾患・動脈硬化慢性的な炎症が血管内に影響し、動脈硬化の進行に関与する可能性があるため
誤嚥性肺炎口腔内細菌を誤って吸い込むことで、肺炎のリスクが高まる可能性があるため
妊娠・出産早産・低体重児出産炎症性物質が妊娠の経過に影響する可能性があるため
骨粗しょう症骨代謝の変化が、歯を支える骨と全身の骨の両方に影響する可能性があるため
関節関節リウマチ免疫反応や炎症の仕組みに共通点があると考えられているため
腎臓慢性腎臓病全身の炎症状態が腎機能に影響する可能性があるため
脳・神経認知機能の低下炎症や噛む機能の低下が、認知機能に影響する可能性があるため

血液・代謝との関係|糖尿病と歯周病

歯周病との関連が特に広く知られているのが、「糖尿病」です。
歯周病があると、歯ぐきの炎症によって炎症性物質が体内に増え、インスリンの働きが低下しやすくなると考えられています。
その結果、血糖値のコントロールが難しくなる可能性があるのです。

一方で、糖尿病がある方は免疫機能が低下しやすく、歯周病が進行しやすい傾向も知られています。
このように、両者は一方通行ではなく、相互に影響し合う関係にあると考えられています。

心臓・血管との関係|心疾患・脳血管疾患・動脈硬化

歯周病による慢性的な炎症は、血管の健康とも深く関係すると考えられています。

歯ぐきの炎症部位から血流に入った細菌や炎症性物質が、血管の内側に炎症を起こしやすくし、「動脈硬化」の進行に関与する可能性が指摘されているのです。
この動脈硬化が進むことで、「心疾患」や「脳血管疾患」のリスクとの関連がみられるケースがあると報告されています。

肺との関係|誤嚥性肺炎

特に高齢の方で注意したいのが、「誤嚥性肺炎」です。

歯周病によってお口の中の細菌が増えた状態では、食事中や就寝中に唾液とともに細菌を誤って吸い込む可能性があります。
これが肺に入ることで、誤嚥性肺炎を引き起こすリスクが高まると考えられているのです。
そのため、歯周病の予防や口腔内の清潔を保つことは、高齢期の健康管理の一部としても重要とされています。

妊娠・出産との関係|妊娠中のトラブル

妊娠中はホルモンバランスの変化により、歯ぐきが炎症を起こしやすくなります。
歯周病による炎症が強い状態が続くと、「早産」や「低出生体重児」との関連が指摘されることがあります。
これも、炎症性物質が全身に影響する可能性が理由の一つと考えられています。

骨との関係|骨粗しょう症

歯周病が進行すると、歯を支える顎の骨が少しずつ減少します。
骨粗しょう症では全身の骨密度が低下するため、骨の代謝バランスが変化し、歯を支える骨にも影響が及ぶ可能性があります
その結果、歯周病が進みやすくなるケースがあることが指摘されています。
特に閉経後の女性では、ホルモンバランスの変化により骨の状態が変わりやすく、歯周病が進行する恐れがあるため、早めの予防ケアが大切とされています。

関節との関係|関節リウマチ

関節リウマチは、免疫の異常によって関節に慢性的な炎症が起こる病気です。
歯周病菌の一部は免疫機能の働きに影響を与えることがあり、関節リウマチの炎症が強まりやすくなる可能性があると考えられています。
どちらも免疫や炎症の仕組みが関与する病気であることから、相互に影響し合う可能性があるのです。

腎臓との関係|慢性腎臓病

歯周病による慢性的な炎症が続くことで、全身の炎症状態が悪化し、腎機能に影響を与える可能性が指摘されています
また、腎機能が低下している方では免疫機能が低下しやすく、歯周病が進行しやすい傾向があるとも考えられています。

脳・神経との関係|認知機能

近年、歯周病と認知機能との関係についても研究が進められています。
歯周病による炎症や、噛む機能の低下が、生活の質や認知機能に影響する可能性が注目されています。
こちらも因果関係が断定されているわけではありませんが、歯周病予防が高齢期の健康管理の一部と考えられる理由の一つです。

毎日の歯磨きだけでは歯周病を防ぎきれない場合があります

歯周病予防の基本は、「毎日の歯磨き」です。
歯周病の原因になる歯垢は、見た目はわずかでも、1mgの中に約10億個以上もの細菌が含まれているとされており、歯と歯ぐきの境目に残りやすい性質があります。
毎日の歯磨きで、歯垢をためないようにすることは、歯ぐきの健康を保つ上で欠かせません。


参照:厚生労働省|健康日本21アクション支援システム~健康づくりサポートネット~|プラーク / 歯垢(ぷらーく) >

一方で、成人期になると、歯周病の症状がみられる方が増えていくことが知られています。
これは、歯磨きの習慣があっても、お口の環境の変化によって、セルフケアだけでは対応しきれない部分が出てくるためです。

磨き残しが起こりやすい部位

歯磨きをしていても、汚れが残りやすい部位には共通した特徴があります。

・歯と歯の間

歯ブラシの毛先が入りにくく、フロスなどを使わないと汚れが残りやすい部分です。

・歯と歯ぐきの境目

歯周病が起こりやすい部位で、力の入れ方によっては磨き残しが生じやすくなります。

・奥歯のかみ合わせの溝

見えにくく、磨けているかを確認しづらい場所です。

・歯並びが重なっている部分

歯ブラシがまっすぐ当たらず、汚れが残りやすくなります。

これらの部位は、「毎日磨いているつもりでも、実際には汚れが残りやすい場所」といえます。

歯医者のクリーニングが予防に役立つ理由

磨き残した歯垢は、付着して間もない段階であれば歯磨きで落とせますが、磨き残しが続くと硬くなり、歯石へと変化します。
歯石になると歯ブラシでは取り除けなくなり、表面がざらついているため、さらに歯垢が付きやすい状態になります。
この「汚れが汚れを呼ぶ状態」を一度リセットする役割を担うのが、歯医者で行うクリーニングです。
歯医者のクリーニングでは、歯磨きでは落とせなくなった歯石や細菌のかたまりを専用の器具で除去し、歯の表面や歯と歯ぐきの境目を整えます。
これにより、歯垢がたまりにくい環境を作り、歯周病が進みにくい状態を保ちやすくなります。

歯周病予防のために意識したいポイント

項目目安・考え方補足
毎日の歯磨き1日2回以上特に就寝前は丁寧に行うことが大切(フロスや歯間ブラシも取り入れる)
歯垢の性質1mgに約10億個の細菌見た目の量だけでは汚れの影響を判断できない
歯磨きで落とせる範囲付着して間もない歯垢時間がたつと歯石へ変化する
歯石の除去歯医者でのみ可能セルフケアでは取り除けない
クリーニングの頻度3~4ヶ月に1回(お一人お一人異なる)お口の状態により調整される
効果的な予防の考え方セルフケア+歯医者のケア両方を組み合わせて続けることが重要

歯磨きで落とせる汚れの範囲や、歯石が付きやすいかどうかは、お一人お一人で異なります。
だからこそ、日常のセルフケアとあわせて、歯医者でお口の状態を確認しながら、その方に合ったペースでクリーニングを取り入れていくことが重要になります。

歯周病予防はお一人お一人に合わせた予防ケアを行うことが大切です

歯周病は、痛みなどの自覚症状が出にくいまま進行しやすい病気です。
しかし、歯垢や歯石の性質を知り、歯磨きと歯医者のクリーニングを適切に取り入れることで、進行を抑えやすくなります。
「特に困っていないから大丈夫」と感じている時期こそ、予防ケアを見直すタイミングです。
歯医者のクリーニングを上手に活用しながら、お一人お一人に合わせた予防ケアで、歯と歯ぐきの健康を長く保っていきましょう。


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